n8nとは
n8nとはオープンソースのワークフローツールです。
読み方はエヌ・エイト・エヌです。
主に社内のシステムやサードパーティのサービスと簡単に視覚的に接続することができます。
オンプレ版とクラウド版があり、オンプレ版は無料で利用することができます。クラウド版は有料ですがサーバーの管理や煩雑なアップデート作業が不要です。
n8n.io - a powerful workflow automation tool
n8n is a free and source-available workflow automation tool
今回はオンプレ版のDockerで起動までを解説します。
さっそく解説
この手順で進めていきます。
- Docker Desktopのダウンロードとインストール
- n8nフォルダを作成する
- Docker起動に必要なファイルをコピーする
- .envファイルを変更する
- Docker起動
- n8nにアクセス
1. Docker Desktopのダウンロードとインストール
すでにdockerをインストール済みの方はこの手順は不要です。
・ここからダウンロードしてください
Get Started
Get started with Docker Desktop and join millions of developers in faster, more secure app development using containers and beyond.
・ダウンロード完了後、ファイルをクリックしてインストールしてください
2. n8nフォルダを作成する
適当なフォルダで下記を実行する
mkdir n8n
cd n8n
3. Docker起動に必要なファイルをコピーする
下記のgithubリポジトリからファイルを先ほど作成したn8nフォルダにコピーする。
File not found · n8n-io/n8n
Free and source-available fair-code licensed workflow automation tool. Easily automate tasks across different services. - File not found · n8n-io/n8n
必要なファイルは
.env
docker-compose.yml
init-data.sh
の3つです。
下記にzip化したものを置いておきますので、こちらを使ってもかまいません。
4. .envファイルを変更する
POSTGRES_USER=changeUser
POSTGRES_PASSWORD=changePassword
POSTGRES_DB=n8n
POSTGRES_NON_ROOT_USER=changeUser
POSTGRES_NON_ROOT_PASSWORD=changePassword
N8N_BASIC_AUTH_USER=changeUser
N8N_BASIC_AUTH_PASSWORD=changePassword
を
POSTGRES_USER=postgres
POSTGRES_PASSWORD=postgres
POSTGRES_DB=n8n
POSTGRES_NON_ROOT_USER=postgres
POSTGRES_NON_ROOT_PASSWORD=postgres
N8N_BASIC_AUTH_USER=base123
N8N_BASIC_AUTH_PASSWORD=pass123
こんな感じに変更します。
5. Docker起動
n8nフォルダで下記実行する
docker-compose up
実行するとターミナルにログが表示されます。
ログの最後にhttp://localhost:5678と表示されればOKです
6. n8nにアクセス
ブラウザのアドレスバーに
http://localhost:5678
と打ち込んでください
そうするとbasic認証画面が表示されるのでそこで先ほど.envで設定した
N8N_BASIC_AUTH_USER
N8N_BASIC_AUTH_PASSWORD
を入力します。
無事認証が通るとn8nの画面が立ち上がります。
さいごに
Dockerでの起動方法を紹介しました。
Dockerを使ったことがある方は案外簡単だったのではないでしょうか?
利用方法はこちらにまとめています。
デジタルカ
手軽なデジタル化を広めるため、ノーコード・ローコードのツール紹介や実務に役立てる方法を紹介。熟練のエンジニアでなくともノーコード・ローコードツールを使って企業をサポートできるような未来を実現します。n8nやappsmithなどのローコードツールの実践例も掲載しています。