改善したきっかけ
東京都内の市場で、食材の卸売販売を行っている仲卸業者です。
都内の3か所の市場で店舗を持っており、各店舗ではパソコンを使って在庫管理・販売管理を行ってます。
各店舗では、毎日営業時間終了後、在庫状況や売上状況の報告のため、集計表を印刷して、本部へFAXにて集計表を送ってました。
FAXでの送付でしたので字の潰れがあったりして、目視確認したくても数量が良く読みれないこともあり、本部から店舗へ電話して口頭確認をしたりしてました。
しかし、各店舗は市場での営業ですので、朝は早くて昼過ぎには閉めてしまいます。
本部から電話をするにも、夕方では繋がらず、集計表の確認のためだけに、店舗従業員に残業させるわけにも行きませんでした。
そのため、毎日各店舗の在庫や売上を店舗従業員に負担をかけず、本部で正確に把握することが課題となってました。
・在庫・売上の報告及び状況確認方法の効率が悪い
改善した方法
RemoteViewを導入した
RemoteViewとは
RemoteView(リモートビュー)は、オフィスPCの環境を自宅や外出先から遠隔で接続できる、リモートアクセスツールです。簡単即時に導入・利用ができ、迅速な在宅勤務環境の構築を実現します。セキュアで便利な機能を搭載。様々なOSや機器に対応しており、豊富なユーザー・機器管理機能を提供しています。
https://content.rview.com/ja/
当初、パソコン業者に相談したところ、各店舗の在庫・販売管理システムをインターネット回線を使って、本部からでも各店舗の在庫や売上などの確認できるシステムの提案を受けましたが、ソフトの入れ替えやパソコンの買い替え、サーバー導入などを含めると500万円を超える見積でした。
確かに、このシステムを導入すると、在庫や売上状況の確認だけでなく本部でも各店舗の入力処理ができるという優れた物でしたが、そこまでの物は不要でした。
パソコンの遠隔操作で在庫・売上状況を確認出来るようになった
そこで、提案を受けたのが、RemoteViewというソフトでした。これは、離れた拠点のパソコンを遠隔操作して、自身のパソコンモニターに遠隔操作しているパソコンの表示画面を映し出すというものでした。
これを使うことにより、本部に居ながら、従業員が帰ってしまった後でも各店舗のパソコンを遠隔操作して、在庫状況や販売状況の確認がパソコンの画面上で確認が出来るようになりました。
評価
適切な改善ができ、課題は解決することができた
今後の目標
在宅で集計作業が行えるように展開していく
RemoteViewを導入したことによって、本部で各店舗の在庫や売上が店舗従業員の手間をかけずに閲覧できるようになりました。
そのため、FAXでの数値潰れの確認のためだけに、店舗従業員に電話する必要も無くなりました。
また、根本的に毎日店舗から集計表をFAX送付してもらってましたが、この作業も不要となりました。
また、RemoteViewを使うことにより、必ずしも本部からの接続に拘る必要は無く、出先からでもインターネット回線経由で接続できることが分かりました。
そのため、今後は、社内の労働時間を削減していくためにも、在宅で集計作業ができるように展開していきたいと考えてます。