改善したきっかけ
ベトナムの国際学校の教職員です。
コロナが広まり、児童生徒や教職員が学校に行けなくなった状況で、教育の機会の提供を続けるためにどうしたらいいかという課題があった。
このような状況は今まで経験したことがなく、保護者も学校側もはじめはどうしたらいいのか見当もつかなかった。
また、教職員同士でも混乱が生じた。外出禁止のため学校に行くことができず、「これからどうするのか」ということを考える場(会議)もできなかったのである。
そのため、まずは学校の教職員が話し合える場をオンライン上で作ること、学校と保護者が意見を交わして今後の対応を見出していくこと、その上で児童生徒が学ぶ機会を提供し続けていくことを目標として、teamsを使用することになった。
・コロナ禍でも学校の教職員及び学校と保護者が話し合える場と児童生徒を学ぶ環境を構築したい
改善した方法
Microsoft Teams・OneDriveを導入した
Microsoft Teamsとは
Microsoft Teams 家庭でも、仕事でも、学校でも、一緒なら可能性は驚くほど広がります。Microsoft Teams なら、もっと多くが可能に常につながって、共有コンテンツにいつでもアクセス。学習、計画、イノベーションを、一緒に進めましょう。
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software
OneDriveとは
OneDriveに無料でサインアップして、安全なクラウド ストレージを使用すれば、写真をオンラインで保存し、デバイス間での編集やファイル共有ができます。オフラインアクセスにも対応しています。
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/onedrive/online-cloud-storage
オンライン授業を行えるようになった
コロナの影響で児童生徒が通学できなくなったため、teamsを使ってオンライン授業を行うようになった。
チャットやファイルなどを通して、宿題や連絡事項など、必要なことを短時間で一斉に伝えることができるようになった。
また、児童生徒からの反応もすぐに把握することが可能なため、すぐに指導や支援に生かすことができるようになった。
クラウド上で情報を管理出来るようになった
また、MicrosoftのOneDriveを使うようになった。これは、クラウド上で保存できて、職場以外でも作業を行えるので、非常に助かっている。
特に、現在のコロナ下では出勤できない状況がいつ起こるか予想がつかないため、教職員にとって家庭で仕事を進めることができるのは有難い。
また、文書作成にしても、様々な国籍の教職員と共有でき、修正・追加などをしやすくなったと感じる。
評価
適切な改善だったが、一部解決しなかった
今後の目標
導入したシステムの利用が難しい人への対応を検討する
使用言語が異なる教職員とドライブ上で考えを共有できるようになったことは良かった。
また、児童生徒に対しても、簡潔に連絡したり宿題を送ったりできるようになり、役立ったと感じる。
その一方で、teamsの中で児童生徒が使い方を理解できなかったり、遊びの画像や動画を配信したりしたときに、すぐに対応することが難しいと感じた。
teamsでは、まだまだ一方的なオンライン授業しかできないことも課題だと感じる。
そして、様々な国の教職員と情報を共有する場合、ドライブやカメラ越しだけでは意思疎通が難しいと感じた。
teamsを利用しながらも、対面での打ち合わせを適宜取り入れることで、このような課題に対応していきたいと考える。